『いのちをむすぶ「佐藤初女著・集英社」より、こころにのこる言葉を紹介します。』その5
●生きる姿
調理には生きる姿があらわれます。
慌ただしい人は慌ただしくつくりますし
落ち着いている人は落ち着いてつくります。
「忙しく時間がない」と言う人もいますが、そうではなく
できないなりに”なにができるだろうか”と考えると
必ず何かしら方法がみつかります。
“やろう”と決めて、始めてしまえばいいんです。
●とことん感じる
人を傷つけるような言動には、人一倍腹が立ちます。
立てて、立てて、煮えくり返るくらい。
感情を抑えると、必ずひずみが出てしまうから
感じるときはそのまま感じた方がいいんです。
ただ、腹立ちをあちらこちらに撒くようにしないで
自分の中だけにとことん感じることにしております。
腹が立つ裏には、きっとよくなるという信頼と
よくなってほしいという祈りがあります。
●もっとも尊いこと
もっとも尊いのは
かけがえのない大切なものをさしだす心。
自分にとってかけがえのないものを与えたとき
神さまは必ずそれ以上のもので私たちを満たしてくださいます。