診療科・部門紹介

診療技術部

当院では、医師・看護師の他にも検査や治療・栄養管理など各専門分野でさまざまな医療従事者が活躍しています。

薬局

主な業務は内服薬・注射薬調剤、持参薬鑑別、薬剤管理指導、医薬品情報管理等です。
2021年からは新型コロナのワクチンや内服薬,注射薬も管理しています。
外来受診の患者さんには、原則として院外処方箋を発行しており、院外薬局での調剤となります。

ご入院中の患者さんには、服用し易く、かつ間違えて服用されることのないよう一包化しています。
また、錠剤やカプセルの服用が困難な患者さんには、お薬をお湯に溶かして服用していただく方法(簡易懸濁法)を採用しています。

患者さんの持参されたお薬を有効に使用するために、持参薬鑑別を行っています。持参薬鑑別では、薬剤師が持参薬確認表を作成し、医師や看護師との連携で継続薬や切替薬等を検討しています。

注射処方箋により、輸液・抗生剤等の調剤を行っています。

安全で有効な治療を行うために、薬効・用法・用量・副作用・服薬状況等の患者さんに有益な情報を提供いたします。

医薬品情報(DI)室を配置しており、医師や看護師の質問に対応しています。

放射線室

一般撮影装置やCT撮影装置などの画像診断装置を使って検査をする部署です。放射線の専門家として適切な医用画像を提供できるよう努めています。
また、患者さんや医療スタッフへの放射線被ばく低減と適正に努めています。

X線を使用して胸やお腹、骨などを撮影します。
撮影時間が短く、救急時にはすばやく撮影が可能です。フラットパネルディテクタ(FPD)を導入したことで、従来よりも少ないX線量で高画質な撮影が可能となりました。

CTとはComputedTomography(コンピュータ断層撮影)の略で、360度回転しながらX線を人体に当てることで体を輪切りにしたような断面画像を得ることができる装置です。処理をすることで3D画像の作成が可能です。

DEXA法という2種類のX線を使用して骨粗鬆症の診断をする装置です。
骨量(骨密度)の減少を早期に発見することができます。検査時間は前腕で約3分、腰と股関節では約5分で測定が完了します。

X線を使用して、体の透視像をリアルタイムにモニターで観察しながら検査をする装置です。
代表的な検査は、造影剤を使用する消化管造影検査、泌尿器造影検査、VF検査や脱臼した骨を元の位置に戻す整復術などにも使用します。

検査科

当院で行っている検査は、患者さんから採取した血液、尿などを調べる検体検査と心電図や超音波検査、肺機能など身体を直接検査する生理検査の2つに大きく分けられます。これらのデータは医師に提供され病気の診断や治療に役立っています。
検体検査や生理検査の他にも健診業務を行っており、さまざまな方向から地域の皆様の健康を保つお手伝いをしています。
私たちは検査結果を正確かつ迅速に提供できるように心掛けています。また、生理検査の部門ではわかりやすい説明で、患者さんの不安感を取り除きながら安心して検査を受けられるよう取り組んでいます。

超音波とは人の耳には聞こえない周波数の音波のことを言います。機械から生体内に超音波を発信し、各臓器の反射波を受信し、モニターに映し出します。対象は腹部、心臓、乳腺、甲状腺、頚部血管、下肢静脈などを検査します。超音波検査に痛みはありません。超音波検査士の資格を持つ者も在籍しています。

心臓の電気的活動を記録するものです。これにより、狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患や不整脈を調べます。電気を流したりすることはなく、痛みはありません。

日常生活の中で胸痛や息切れなど症状のある時、および無症候性の心電図所見を検出する目的で24時間心電図の記録を行います。時々出る不整脈の検出や狭心症の診断、心疾患患者さまの経過観察を行います。

肺の機能障害の有無や呼吸器疾患の障害パターンと重症度を把握するための検査です。

肝機能や腎機能の異常が無いかを調べます。

感染を起こした際の炎症の度合いを検査します。

血液の有形成分(赤血球や白血球、血小板など)を調べます。

体内の糖代謝がうまく行われているかを調べます。

血液のさらさら度合いを見る検査です。抗凝固剤を服用している患者さまの検査をします。

酸素の取り込み、二酸化炭素を排出する肺の働きを知るためと身体への酸素供給能力を知るための検査です。

尿検査や便潜血検査、真菌検査などの検査を行います。

安全に輸血を行うために血液型、交差適合試験の検査を行います。

栄養科

おいしく食べることは、毎日の楽しみです。
お一人おひとりに寄り添い、医師をはじめ患者さんにかかわるスタッフと共に、
お食事の支援・栄養管理を行います。

担当の管理栄養士が、それぞれの病態に合わせて栄養管理を行っています。
退院先に合わせた支援、退院後の相談なども行います。

病態や飲み込みの機能、食事摂取状況などに合わせて、提供内容を検討し提供しています。必要時には、個別の対応も行います。
また、行事食や選択メニューなど、すこしでも季節を感じ、楽しんでいただけるようなお食事をお届けできるよう努めています。

毎月1日赤飯の日

行事食(5月・端午の節句)

食事療法が必要とされる方へ、医師の指示のもと栄養指導を行っています。
それぞれの生活に合わせて、患者さんと一緒に考えていく指導に努めています。その他食事全般についても、お気軽にご相談ください。

お一人での通院が難しい方に対しては、ご自宅への訪問指導も行っております。
患者さんやご家族の希望をお聞きしながら、さまざまな面からお食事の支援をいたします。詳細は、訪問栄養食事指導ページをご覧ください。

訪問栄養食事指導