日本医療評価機構 認定第 JC1979号
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『許可病床数より大切なもの』
 許可病床数が多いほど、いい病院だと思わ
れた時代があった。
 病床の機能として、高度な医療から慢性期
医療とそれぞれに役割があるが、何故か高度
医療を行う病院がいい病院とみられる傾向が
ある。
 はたしてそうであろうか。
 医療は人間の体を元に治すことはできない。
人間の死を避けることもできない。人間、生
きている以上、病気もケガもする。元の身体
に戻すことはできなくても、医療の力は大き
い。高度な医療であろうが、慢性の医療であ
ろうが、医療の力は人を幸せにしてくれる。
 それだけに、医療の力を借りねばならない。
力関係では、医療を提供する側に圧倒的な力
が与えられている。それだけに謙虚であって
ほしい。患者の心に寄りそって欲しい。
 一方、医療を受ける人は、人の命を預かり
夜も昼も、患者の前に立つ、医療提供者に敬
意をもって欲しいと願う。
 医者や看護師その他の医療従事者は、患者
のために働くのであり、患者のために居るの
だ。
 医療の提供者と患者は対等であり、互いが
尊敬の念をもって接していけば、幸せな人生
が築けるのではなかろうか、と思う。