日本医療評価機構 認定第 JC1979号
公チャンネル

『平成二十九年新年をむかえて』
 日の出を拝することのできた、穏やかな元
旦を迎えることができました。
 病院は年中無休であり、誰れかが仕事に就
いてくれています。年末年始に勤務された職
員に感謝申し上げます。ありがとうございま
す。
 さて、今年は病院の機能を病棟別に分ける
いわゆる病棟編成の型をつくりあげることに
なります。
 1病棟は、医療療養病棟1のより一層の充
実をはかります。医療区分二・三の患者の割
合が8割以上であることと定められているた
め、業務は繁雑となります。医療療養2がい
いという人もいますが、2は制度上消滅しま
す。
 2病棟は、看護基準N対1の病棟ですが、
これをL対1の地域包括ケア病棟に変えてい
きます。看護基準N対1は一般病棟ではなく
慢性期病棟となります。当院に慢性期病棟は
2つは不要です。急性期病院との連携の強化
及び地域医療機関との連携強化のため、地域
包括ケア病棟は不可欠です。
 3病棟は、回復期リハ病棟へ変更していき
ます。今、回復期病棟準備委員会を中心に、
種々の検討を重ねています。患者さんのQO
Lを高め、その人らしい生活を支援するため
ADLを高めていき、在宅での生活をサポー
トしていきます。ナースとセラピストのコラ
ボが活き活きした病棟をつくり、ひいては在
宅医療・介護との連携が強化されていきます。
 5病棟は、終のすみ家であり、看取りをお
こなっていきます。医療レベルとしては他の
病棟とは異なり、医療看護の必要度は高くあ
りません。ですが急変したり、看取りの意思
がゆらいだりと、他の病棟にはない患者及び
家族との関係構築が必要となります。医師は
患者の変化を観察するため、たびたび患者の
観察を医師としての眼から行うことが求めら
れます。
 病棟のあり方についてみてきましたが、病
棟機能の変化は、在宅介護保険事業や外来に
影響を及ぼします。病棟編成は、単に病棟だ
けの問題にとどまらず、病院全体に意識の変
化、行動の変化を求めてきます。
 変化、変革をはばむものがあります。それ
は外部にはいません。自分自身の中、それも
深層心理の中にいるのです。
 自分には関係ない。変化・変革する必要を
感じない、他の部署の問題、いまのままで問
題ない等々の内なる声です。
 表面的には、病院改革に賛同したふりをし
自分に利害が及ばないと、考えもしないで、
首をたてにふる。がひとたび自分に影響が及
ぶと、へ理屈を考え、協力してやりたいけれ
ど…とエゴを出してしまう。そこで一歩でも
いい病院になるため、本気で病院変改の必要
性を腹の中におさめていこう。忙しい、忙し
い、あっぷあっぷ、大変なのよ…等々を口に
出す人は、アマチュアであり、仕事のできな
い人に共通した表現です。
 今やらずに、いつやる。
 明日、来年という間に、日がくれる。
 やらない理由を、できない理由としないで
一歩でも前に進んでいこうではありませんか。
 後に続く者のために、種をまこうではあり
ませんか。
 二度とない人生。
 死んだふりして生きるか。
 死ぬかくごで生きるか。
 自分の判断しだい。