日本医療評価機構 認定第 JC1979号
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理事長より

平成27年度病院目標(法人目標)
理事長 佐渡 公一
    5Sのレベルアップと3つの共感による運営の質向上

 「5Sのレベルアップ」
 毎月、整理整頓の部署チェック表を提出していますが、本年は5Sのレベルアップを目指します。整理整頓・清掃清潔の意味は以下の欄に記載している通りです。所属長をはじめスタッフは再度確認してください。雑然としてホコリや汚れのある職場でいい仕事はできません。特に私たちが重要視している医療安全・感染防止・防火は、整理整頓・清掃清潔と密接な関係があります。所定の位置に収納する。まっすぐ置くべきものはまっすぐ置く。ホコリやゴミがあれば進んで処理する。これらを各人が進んで行うことで、職場環境が整ってきます。スタッフは自分の部署の整理整頓・清掃清潔の持つ意味を重く受け止めてください。
病院には業務をスムーズに行うために、また、お互いが働きやすい職場環境をつくるために、決められたルールがあります。就業規則や服務規程など職員として守るべき約束事があります。また、各人が病院の運営に参画するため各種委員会活動や病院行事等があります。各人に期待された役割は確実に果たすようにしてください。
 しつけとは、決められたことを実行できるように『し続ける』ことです。口で言うだけではなく、実行できるようになるまで継続していくことで、職場環境は格段によくなります。決まり事を守らない状態を放置することは、約束事や決まりごとは守らなくてもいい、ということを教えていることになります。このことを再度認識してください。
所属長をはじめスタッフは、毎月重点的に取り組む、整理・整頓・清掃・清潔・しつけ、の項目それぞれに1つ決めて自主点検表で毎月振り返りをしてください。1つを徹底してください。

『言葉の意味』
整理…必要な物と不要な物を分け、不要な物を捨てる
整頓…必要な物がすぐに取り出せるように置き場所、置き方を決め、表示を確実に行う
清掃…掃除をして、ゴミ、汚れのないきれいな状態にすると同時に細部まで点検すること
清潔…整理・整頓・清掃を徹底して実行し、汚れのないきれいな状態を維持すること
しつけ…決められたことを、決められたとおりに実行できるよう習慣づけること

「3つの共感による運営の質向上」

1つは、理念に対する共感
理念とは、何のために経営を行うのか、どこを目指して進むのか、何が大事な価値観か、というように仕事のあり方を方向付けるものです。
法人の理念は医療・看護・介護サービスを通して、「あなたに出会えてよかった」と思っていただくことで社会に貢献します。
「ありがとう」と感謝されることが仕事です。いい仕事をするために、医師・薬剤師・セラピスト・栄養士・検査技師・看護師・介護士・事務等々たくさんの職種があります。職種は理念を追求するための道具であり、職種そのものは仕事ではありません。
仕事の目的は全職員共通であり、1つです。それは、医療・看護・介護サービスを通して、相手から「ありがとう」と感謝されることです。理念はただ唱和したり暗記するだけのものではありません。理念に従い、お客様満足・職員満足を高め、結果として利益を出さなければなりません。相手にとってよきことか、私たちにとってよきことか、法人にとってよきことか、社会にとってよきことか。この一見矛盾すると思われる四方の満足を満たしていかなければなりません。
理念は現実の中で実現していくものです。知識として理解したら日常業務の中で実践していきます。患者・利用者のみならず職員相互間で「ありがとう」といわれる仕事をしていれば、必ず結果として利益がともなってきます。利益は、設備投資・賃金・福利厚生・納税として患者・利用者や職員のみならず社会に還元していけます。このサイクルが循環することで、人も組織も社会も豊かになり成長していけるのです。医療・介護は究極のサービス業です。組織の中に一人でも横を向いている(理念に反している)人がいれば組織全体の仕事の質も成果も落ちます。100−1=0 の世界がサービス業です。
全員が理念に共感してください。

2つは、組織に対する共感
こころをひとつにして、チーム全体で仕事をすれば、個人がするよりもはるかに大きなお役立ちができます。たとえば、川の流れにたくさんの杭があるとします。これだけでは川をせき止めることはできず、パワーがうまれてきません。パワーがうまれるためには、杭と杭が手を結び堰(せき)とならなければなりません。これと同じように、組織の壁を越え、人と人、部署と部署が認め合い、支え合い程よい緊張感と心地良さがある関係であればパワーがうまれます。組織とは、個々人が手を組んで目的・目標の達成に向けて織りなすものです。だから、部門間・部署間・スタッフ間の壁があってはなりません。私たちの仕事は「あなたに出会えてよかった」と感じていただくことです。私たちは同じ仕事に向っているか、常に意識してください。

3つは、経営に対する共感
利益なき理念も理念なき利益、ともに仕事ではありません。理念を追求していけば、私たちが永続して繁栄できるに必要な利益が与えられると確信しています。お互いが利益を奪い合うという関係ではなく、同じ目的・目標に向かって共に働くパートナーです。ひとり一人がそれぞれの立場で、同じ目的・目標に向かって共に二度とない人生を歩む仲間です。個々人が経営の一端を担い、「楽じゃないけれど楽しかった」「ありがとうと感謝される人間として成長できた」「ともに仕事ができてよかった」、このように言い合える関係を目指しています。

以上が27年度の病院目標(法人目標)です。
どれも「当たり前」のことばかりです。私たちは特別なことで他の医療機関と差別化することではなく、「当たり前」のことを「誰もが当たり前にできる」ことで卓越した組織を目指します。

最後に
組織の中に一人でも横を向いている人がいれば、組織全体の仕事の質も成果も落ちてきます。
医療の現場は国家資格者の集団であり、対患者との関係では頭がさがるほど素晴らしい仕事をし、患者や家族と良好な関係を築いています。ところが、患者や家族に向き合うあまり、他部署や他の職員との間に壁ができやすい状況にあります。壁のままを放置すれば、結局は患者・利用者へのサービスの質は低下します。患者・利用者のことを思うあまり壁ができたのでは本末転倒です。お互いが「どうなったらいい」「どうしたい」「どうすればもっとうまくいく」を、本音で語り合い、共通の解決すべき問題と認識することです。かげで不満としてくすぶらせないで、解決したい問題として話合いのテーブルにのせてください。
お互いの心がつながれば仕事もつながっていきます。ひとり一人が自分の役割と責任を果たし、バントやヒットでコツコツつないでいく組織が強いと思います。思いをひとつにして、チーム全体で仕事をすれば個人がする仕事よりもはるかに大きな社会貢献ができます。
27年度病院目標である5Sのレベルアップと3つの共感による運営の質向上に全員で取組むようお願いします。


院長より

平成27年度目標
院長 三角 憲二
 あきた病院は、昭和48年開院以来「地域に愛され親しまれる病院」そして近年は「質の高い医療と患者満足度の高い医療の提供が出来る病院」をめざして来ました。平成25年度は2病棟を一般病棟へ移行し急性期疾患に対応できる態勢が出来ました。平成26年度には日本医療機能評価機構による病院機能評価の認定を受け、あきた病院の医療水準が評価されたと思っています。 平成27年度は国の医療政策を検討して病棟の再編成という難しい課題に取り組まなければなりません。そして高度医療機関や地域医療機関との一層の連携強化が必要です。
(1)1病棟(医療療養病床)の再編成への取り組み。急性期病院との連携体制の構築。
(2)2病棟(一般病床)の15対1から13対1への取り組み。
(3)3・5病棟(介護療養病床)の早急な取り組み。
(4)高度医療機関や地域医療機関そして地域の連携協議会との連携強化。  


医局目標

平成27年度医局目標
副院長 鶴ア 成幸
平成27年度の法人運営方針(1病棟:医療療養1・2の混合病棟を経て医療療養1と回復期リハ病棟への移行、2病棟:13:1への移行)、および介護報酬の改定をふまえ、診療の中心である医師としての自覚を持ち、今後の法人運営に多面的(診療・委員会活動・病診連携)に寄与する。
(1)診療
外来・病棟とも年間検査予定(計画)を充実し、慢性期(経過観察)患者に必要十分な医療を提供するとともに、急性期患者(新患)への適切な検査・治療・高次医療機関への紹介を通じて、よりいっそう地域住民に望まれる医療機関となるべく努力する。看護部・診療技術部・医事課・在宅部門との連携を重視し、診療のリーダーとしての責務を全うする。介護報酬改定を受け、避けられない収益減に対し、より効率的な診療をもって対応する(介護病棟患者の定期薬の見直し・不要な薬剤の中止など)。また、昨今の医療を取り巻く環境(過熱した医療報道・医療訴訟の増加)を鑑み、安全を最優先とした医療の実施はもちろんのこと、患者および患者家族への十分な説明の実施により、理想的な診療契約に基づいた医療の提供(医師・患者相互の信頼関係を構築)に努める。
(2)委員会活動
病院機能評価認定を受け、病院機能の基礎が構築できたと言えるが、今後その維持あるいは改善・更なる発展が求められる。委員会活動も病院機能維持に重要な役割を担っている。各医師は、それぞれ個別に委員会の委員長としての役割を持っており、適切で効率的な委員会活動を牽引する義務がある。定時的な委員会活動に加え、必要があれば臨時に委員会を招集するなど、リーダーシップを発揮して委員会活動にあたる。
(3)病診連携
前述した平成27年度法人運営方針の達成には、病床稼働率・平均在院日数の適正化が求められる。病診連携室と協力し迅速な患者情報の収集を行い、積極的に患者受け入れを行うことに加え、入院当初から退院に向けた取り組み・検討を行う。

看護部目標

平成27年度看護部目標
 「安心・安全で質の高い看護の提供」
看護部長 井手 眞友巳
 私たち看護部は平成27年度看護部目標を、「安心・安全で質の高い看護の提供」としました。患者さまにとって、安心で安全な看護は当然のことですが、それにとどまらず、質の高い看護を行いそれぞれの患者さまの生活が良質な日常であるよう日々努力していきます。
 そのために、3つの中目標を立てました。1つは5Sのレベルアップ、2つは業務改善、3つは自己研鑽です。

1.5Sのレベルアップについて
 5Sとは整理・整頓・清掃・清潔・しつけのことで定義は省略しますが、場を整え、整理・整頓・清掃・清潔を保つことで、患者さまにとってはもちろんのこと、職員にとっても安心で安全な環境をつくりだすことができます。さらに、業務の手順や委員会活動など決められたことをみんなが順守することで、規律ある職場環境が整い、安心・安全で質の高い看護ができます。

2.業務改善について
 私たち看護・介護の現場は休むことなく常に動き続けています。従来と同じことを漫然と繰り返していたのでは、安心・安全で質の高い看護はできません。日々の業務改善は不可欠です。そこで、スムーズな報告・連絡・相談の徹底、業務の手順や記録などの見直し、さらに、部署間の問題をオープンにし自由闊達な意見交換をしながら問題の解決に取り組んでいきます。

3.自己研鑽について
 専門職として、自らがそれぞれの立場で、自己を高め、貢献していかなければなりません。そこで、自分たちの時間にあわせて学習できるインターネットによる学習体制を昨年以上に充実させ学習の機会を増やしました。さらに、知識や技術だけではなく、内面の自己研鑽にも努めていくために、身だしなみと適切な言葉づかいを意識し、心の研鑽にも取り組みます。また、看護部には多くの委員会があります。それぞれの委員会活動の内容を充実したものにし自己研鑽に役立てていきます。

 平成27年度看護部目標について述べましたが、仕事は多職種・他部署との連携のもとに行いますので、関係部署の協力を得ながら、目標達成に向けて看護部一丸となって取り組んでまいります。